住 所   鹿児島県出水市武本2060
  電 話   0996-62-1535
 営業時間   立寄り 7:00~21:00
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   湯川内1号(湯川内温泉) / 湯川内2号 /
  湯川内3号(公衆浴場)
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量   93 /   / 94  ℓ/min
 泉 温   38.4 / 36.3 / 38.2  ℃
 pH   9.6 / 9.4 / 9.5
 成分総計   0.170 / 0.159 / 0.165 g/㎏
    Sr=0.1/Na=39.2/K=0.5/Ca=2.4/Al=0.1(42.3㎎/㎏)
  F=1.1/Cl=3.9/SO4=12.5/HCO3=27.5/CO3=24.0/
  OH=0.7/AsO2=0.2/BO2=0.2(70.1㎎/㎏)
  H2SiO3=57.5(57.5㎎/㎏)
  CO2=<0.1/H2S=0.5(0.5㎎/㎏)
      〔2008.10.15〕

  Na=36.4/K=0.6/Ca=2.4/Al=0.3(39.7㎎/㎏)
  F=1.2/Cl=4.8/SO4=16.1/HCO3=18.0/CO3=26.5/
  OH=0.4/HS=0.2/AsO2=0.2/BO2=0.1(67.5㎎/㎏)
  H2SiO3=52.2(52.2㎎/㎏)
  CO2=<0.1/H2S=<0.1(<0.1㎎/㎏)    〔2009.12.25〕

  Na=36.8/K=0.5/Ca=1.6/Al=0.4/NH4=0.1(39.4㎎/㎏)
  F=1.5/Cl=4.4/SO4=11.3/HCO3=9.8/CO3=36.1/
  OH=0.5/BO2=0.4(64.0㎎/㎏)
  H2SiO3=59.8(59.8㎎/㎏)
  CO2=<0.1/H2S=1.3(1.3㎎/㎏)
      〔2009.10.30〕
 入浴履歴   初訪13.07.13泊
 評 価   ★★★★★
 湯川内温泉
か じ か 荘
                           ゆがわちおんせん かじかそう
比較的深さのある湯船には、板材を用いて四周に段が設えられ、四隅に
はさらに幹を輪切りした材が添えられていることから、これに腰掛けて
座湯を楽しむこともできます。
入浴客は他に見当たらず、終始貸切状態でしたが、昼間と同じく大音量
で流されている演歌が立寄り入浴の営業終了まで響き渡っていました。

脱衣所から4段分下がった位置にある浴室は、高い天井に湯気抜きを備
えた趣のある造りで、左側に冬場は加温湯を張る平石造りの小浴槽、右
奥に上の湯と同様の造りの2.7m弱×1.8m強ほどの主浴槽が配され、そ
の奥から右手前には5基のカランが鉤形に並んでいます。
本館1階の食堂で夕食をいただい
て一息付いた後、今度は下の湯へ
向かいます。

右のガラス戸から浴舎へ入ると、
浴場は脱衣所と浴室の間に仕切り
のない一体型の造り。
板張りの脱衣所には、右壁に16庫
の脱衣箱が設えられ、13個のプラ
スチック籠が納められています。
長方形の板石を敷き並べた浴室は、
仕切り壁を始めとして壁一面が平石
で仕上げられ、左奥には砂利敷きの
底に大きな岩を置き、木枠を据えた
2.3×1.7mほどの湯船が配されてい
ます。
部屋に備えられていたタオルと固
形石鹸入りの洗面器を手に、いよ
いよ待ちに待った温泉へ。

この湯宿には、A棟の背後に切妻
造り妻入り平屋建ての浴舎がある
“下の湯”、その左を抜けてスロ
ープと階段を上った山の中腹に立
地する“上の湯”という2か所の
浴場があり、宿泊客は24時間いつ
でも入浴することができます。
温泉好きの間で大絶賛されている名
湯ということで、かねてより鹿児島
を訪れた際には、霧島湯之谷山荘・
霧島新燃荘とともにぜひとも訪問し、
思う存分入湯したいと願っていまし
たので、迷うことなく宿泊利用する
ことにしました。
幕末まで藩主である島津家専用の浴場として利用されていましたが、
明治時代に入ると一般にも開放されるようになりました。

立寄り入浴客の車が並ぶ駐車場から坂を上っていくと、湯治場の雰囲
気を強く漂わせた味わいのある木造入母屋造りの2階建て建物が眼前
に。
A棟と呼ばれるこの自炊棟のほか、敷地内には昭和初期に建てられた
朱瓦葺き木造2階建ての本館とその奥にうぐいす・ひぐらし・かわせ
み・かじかという4つの部屋が長屋風に並ぶ平屋建ての別館、本館の
左背後にG棟という平屋建ての自炊棟の4棟の建物が建ち並び、客室
は一般20・自炊室15の全35室を数えます。
1回1回の入浴が長時間に及んでしまったため、滞在中はそれぞれ2度ずつの入湯に留まってしまいましたが、
足元から湧き出したばかりのほぼ不感温度のぬる湯は評判に違わぬ心地良さで、今後も再訪必至の極上湯で
した。
なお、各浴場の源泉については、上の湯には湯川内1号と2号、下の湯には同2号と3号の分析表がそれぞれ掲
示されていました。                                  〔14.07.31〕

※ 2017.07.01より旅館棟営業停止
湯船の中では奥側を中心
に断続的に気泡が立ち上
り、底が青緑色掛かった
清澄な透明湯からは、や
はり芳ばしい玉子臭味を
満喫することができまし
たが、上の湯と比べると
泡付きはやや弱く、つる
つるした肌触りも少し劣
っていました。
柄杓が被せられた右手前隅のパイプ湯口から噴き出している
源泉からはしっかりした玉子臭味が感じられ、足元からプク
プクと湧出している妖しく青色を帯びた清澄な透明湯に浸か
ると、肌の表面が細かな
気泡によって覆われ、つ
るぬるした肌触りを楽し
むことができました。

泉温38℃強のぬる湯は夏
場にちょうどぴったりの
湯加減で、同浴した地元
客の世間話に耳を傾けな
がら、2時間近くどっぷ
りと浸からせていただき
ました。
三連休の初日ということもあって立
寄り客で大賑わいの様子の下の湯を
横目に、まず足を運んだのは上の湯
です。

平屋建ての浴舎の平側に並ぶガラス
戸のうち、右側が男湯の入口。
板張りの脱衣所には、窓ガラスのあ
る右手に2段の棚が設えられ、8個の
プラスチック籠が備えられていまし
た。
軒下に提灯がぶら下がった本館の受付でチェックインを済ませ、ご案内いた
だいたのは、背後の玄関から急な階段を上った2階の右奥、6畳間の奥に内縁
が付いた“八番”でした(1泊2食7660円)。
自炊棟 A棟
『かじか荘』は、出水市街から国道
447号と県道荘上鯖淵線(373号)を経
由して南へ約6.9㎞、鉾立山(644m)
の北麓、神戸川が北流する山間にひ
っそりと佇む湯川内温泉の一軒宿で
す。
1754(宝暦4)年に発見されたという
温泉で(1755年説もあり)、1851(嘉
永4)年に発行された『諸國温泉効能
鑑』で西之方の前頭28枚目に位置付
けられている「薩摩関外の湯」がこ
れに当たると考えられています。
本 館

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自炊棟 A棟