住 所   群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉598-1
  電 話   0278-64-0545
 営業時間   2016.05.06 休館
 入浴料   600円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   窪湯
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   59.1  ℃
 pH   8.0
 成分総計   1.31  g/㎏
    Na=227/K=4.6/Ca=156/Mg=0.50/Al=0.21/
  Fe2=<0.01/Mn=0.04(388㎎/㎏)
  F=4.1/Cl=120/SO4=693/HCO3=20.4(838㎎/㎏)
  H2Si03=60.6/HBO2=6.1(66.7㎎/㎏)
  CO2=14.1(14.1㎎/㎏)           〔1993.08.06〕
 入浴履歴   初訪13.09.14 泊
 評 価   ★★★★
 湯宿温泉
旅館 みやま荘
                       ゆじゅくおんせん りょかん みやまそう
奥辺中央の木箱状の湯口から静かに掛け流されているのは、
4か所の共同浴場でも利用されている共同源泉の窪湯源泉。
平面が縦長の長方形を呈した浴室は、床と腰壁をピカピカに磨いた御影
石、それより上にはヒバを用いた贅沢な造りで、右側の洗い場には4基
のシャワーカランと水カラン1基が並び、左にはヒバの角材で縁取り、
底に六角形の亀甲文様を彫り込んだ2.75×1.3mほどの御影石造りの湯
船が配されています。
利用させていただいたのは、玄関ホ
ールから3階へ上がると、廊下左手
の手前から2番目に位置する“爽や
か”。

小さな冷蔵庫も備えられた小ざっぱ
りした6畳間で、滞在中、とても快
適に過ごさせていただきました。
2005年に全面改装されたという一
見2階建ての四角い建物は3階建て
でで、6段の石段を上がり、季節
柄、網戸となった玄関を入ると、
フローリングの綺麗な玄関ホール
は2階に当たっており、すぐ左が
フロントとなっていました。
湯宿温泉は、JR上越線後閑駅から関越交通バス猿ヶ京行きで25分余り、
江戸時代に上州と越後を結ぶ三国街道の宿場として賑わい、現在は全長
500m足らずの旧街道沿いに6軒の宿と4か所の共同浴場が点在する小さ
な温泉地です。

開湯は平安時代前期の852(仁寿2)年。
須川村の弘須大師が大乗妙典誦行満願を果たした夜に薬師如来が現われ、
籠もっていた“湯伝薬師”という岩穴より薬湯が湧出したと伝えられて
います。

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各部屋にお膳で運ばれてくる食事は決して豪華のものではありませんが、リーズナブルに宿泊できるうえに
湯宿の湯を存分に満喫することができ、満足度の高い佳宿でした。             〔14.10.08〕
綿埃のような白い湯の華
が少量浮遊する無色透明
の湯は、加水されている
ものの湯加減は熱めで、
ほぼ無味ながら芒硝臭が
仄かに香り、きしきしの
肌触りを楽しむことがで
きました。
2005年3月に完成した「燦々の湯
華」と呼ばれる浴場は、廊下の奥
のエレベーターで1階へ下り、右
手へ進んだ先に建つ別棟の木造浴
舎内にあり、右の“萬亀の湯”が
男、左の“桜の湯”が女湯となっ
ています。
脱衣所は清新さに溢れ、左の仕切
り壁の前には7個のプラスチック
籠を載せた3段棚が設えられ、右
側は洗面ボウル2基のパウダーコ
ーナーとなっていました。
『旅館 みやま荘』は、湯けむりの
塔というモニュメントを目印に国道
から旧街道へ入り、北へ260mほど
向かうと十字路の北西角に所在する、
現館主である籾山隆志氏の祖父の実
弟が始められたという当温泉の中で
は最も新しい1967年に創業した温泉
旅館で、9月の連休を利用して猿ヶ
京三国温泉郷を巡った際、宿泊利用
させていただきました(1泊2食 5850
円)。
近世には、初代上田藩主で沼田城主でもあった真田信之が関が原の戦
いの疲れをこの湯で癒して以来、信吉・熊之助・信政と続く歴代城主
に愛湯され、特に5代信直は持病の痔が根治できたことに感謝して薬
師堂を建立し、薬師瑠璃光如来を祀ったそうです。

また、つげ義春が1968年『ガロ』に発表した短編漫画「ゲンセンカン
主人」の舞台としても知られ、国道17号から斜めに分かれて走る狭い
石畳の路地に沿って形成されている温泉街は、行き交う人も少なくひ
っそりとしており、つげが“すべてが沈滞している”と表現した雰囲
気を今なお留めています。
なお、1999年4月には、法師温泉・川古温泉とともに国民保養温泉地
に指定されています。