住 所   和歌山県東牟婁郡那智勝浦町湯川1065
  電 話   0735-52-0318
 営業時間   15:00~21:30
 入浴料   立寄り 500円
温泉利用状況   完全放流式 (加温あり)
   
 源 泉 名   合名会社湯川温泉住民会 湯川温泉
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量   103   ℓ/min
 泉 温   37.2  ℃
 pH   9.8
 成分総計   0.192 g/㎏
    H=<0.1/Na=53.5/K=0.5/Ca=4.4/Mg=<0.1/Al=0.3/
  Fe2=<0.1/Mn=<0.1(59.0㎎/㎏)
  F=6.9/Cl=32.4/SO4=20.9/HCO3=18.5/CO3=8.8/
  OH=<0.1/HS=1.3/S2O3=0.1/BO2=<0.1/HSiO3=44.5
  (133.4㎎/㎏)
  H2SiO3=<0.1/HBO2=<0.1(<0.1㎎/㎏)
  CO2=<0.1/H2S=<0.1(<0.1㎎/㎏)
     
〔2005.01.07〕
 入浴履歴   初訪11.01.22,最終14.03.15(2回目)
 評 価   ★★★★
 湯川温泉
旅館 恵比須屋
                        ゆかわおんせん りょかん えびすや
加温の影響からか、芳ばしい湯
の香は控えめでしたが、湯船の
大きさの割に注入量が多く、湯
の鮮度はとても良好です。

願わくば四季の郷温泉のように
もう少し加温が弱ければと感じ
ましたが、湯船から出入りを繰
り返しながら、肌がつるつるす
る掛け流しの湯をじっくりと楽
しませていただきました。
         〔14.05.19〕
2002年に改装されたという浴室は、壁面下半と床が御影石造りで、手前
右に2基のシャワーカランが並び、奥には幅2.2m弱、奥行き1.4mほど
の台形を呈した湯船が配されています。

左奥の湯口からドボドボと注がれているのは、この宿と数件のお宅で共
用されているというアルカリ性単純温泉。
泉温が37℃強と幾分低いことから加温されている無色透明の湯は少し熱
めで、微弱ながら硫黄臭が香り、わずかに甘味も感じられました。
『旅館 恵比須屋』は、ゆかし潟の
北東岸、きよもん湯の北側の細い路
地を50mほど入ると右手に所在する、
お年を召されたご夫婦が経営されて
いる1909(明治42)年創業という老舗
の温泉旅館です。

黒瓦を葺いた平面鉤形を呈する木造
2階建ての建物は、何と創業以前の
1901(明治34)年に建てられたもので、
客室は全7室を数えます。

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浴場は右手の階段の左横を抜けた先で右へ入った奥に2か所あり、立寄
り入浴の場合、いずれも50分の貸切制となっています。

利用させていただいたのは突き当たりの浴場で、手前に設けられた小ぢ
んまりした脱衣所には、右手前にプラスチック籠6個が納められた4段棚
が置かれ、その奥には小さな洗面台が備えられていました。
1959年に一部改築されたという館
内はさすがに年季が入っています
が、清掃が行き届き、それほど古
さは感じられません。

応対に出てこられた女将さんに立
寄り入浴をお願いし、玄関から奥
へ延びる廊下の突き当たりに置か
れたソファに腰を下ろして待って
いると、程なくしてご主人がお見
えになり、浴場へ案内して下さい
ました。
湯川温泉は、南紀勝浦から南へ約2㎞、新宮市出身の詩人 佐藤春夫が“ゆかし潟”と名付けた外周2.2㎞の
汽水湖畔に4軒の宿泊施設と3か所の日帰り入浴施設が点在する小さな温泉地です。
開湯は、約1530年前の第22代清寧天皇の頃(480~484)。
伊勢からこの地を訪れた2人の老人が、地元民の親切なもてなしのお
礼に榊の枝で地面を撫でたところ、そこから湯が湧き出し、薬師如来
の石像が現われたという由来が残されています。

平安時代には、この温泉の薬効を喜んだ弘法大師が薬師堂を建立し、
「瑠璃光山湯泉寺」と名付けて薬師如来を祀ったと伝えられ、院政期
以降に熊野詣が盛んになると、その湯垢離場として栄えたとのことで
す。