住 所   和歌山県東牟婁郡那智勝浦町湯川980
  電 話   0735-52-0317
 営業時間   立寄り 16:00~21:00
 入浴料   350円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   柳ノ湯
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量   191  ℓ/min
 泉 温   40.0  ℃
 pH   9.4
 成分総計   0.180 g/㎏
    H=<0.1/Na=39.2/K=0.6/Ca=4.8/Mg=<0.1/Al=1.2/
  Fe2=<0.1/Mn=<0.1(45.8㎎/㎏)
  F=5.7/Cl=42.8/SO4=11.6/HCO3=19.9/CO3=3.5/
  OH=<0.1/HS=1.5/S2O3=0.1/BO2=2.8/HSiO3=<0.1
  (87.9㎎/㎏)
  H2Si03=46.2/HBO2=<0.1(46.2㎎/㎏)
  CO2=<0.1/H2S=<0.1(<0.1㎎/㎏)
    
〔2005.10.11〕
 入浴履歴   初訪09.01.11,最終11.01.22(2回目)
 評 価   ★★★★★★
 湯川温泉
温泉旅館 柳屋
                  ゆかわおんせん おんせんりょかん やなぎや
男湯は左側。手前には小ぢんまりとした脱衣所があり、3段
の棚に6個のプラスチック籠が備えられています。
浴場はタイル張りの内湯のみで、正面奥に3~4名も浸かれば
一杯の、船底を縦に割ったような水色のタイル張り湯船が配
され、左手前にシャワー1・源泉カラン2・水カラン1基がそ
れぞれ設けられています。

奥壁真ん中のスリットのような湯口からザバザバと勢いよく
掛け流されているのは、“柳ノ湯”という自家源泉。
無色透明で清澄な湯からは、わずかに硫黄臭が香り、少玉子
味と甘みも感じることができます。
何より驚いたのは泡付きの良さで、ややぬるめながらよく温
まる湯の中で、つるつるした肌触りを存分に楽しむことがで
きました。
『温泉旅館 柳屋』は、国道42号で勝浦から串本方面へ向かう途中、湯
川隧道を抜けて700mほど南下すると左手に所在する、明治時代の創業
という白壁瓦葺きの純和風の老舗旅館です。

湯川温泉の中では一番大きな13室の客室を擁する館内は、さすがに各所
で古さが感じられるものの、清掃がきちんと行き届いてこざっぱりして
おり、この手の宿で時々見受けられる雑然とした感じはありません。
玄関から中に入るとすぐ左手が帳場となっており、ご主人に入浴料をお
渡しすると、板張りの廊下をまっすぐ奥に進んだ突き当たりにある男女
別の浴場まで案内してくださいました。

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和歌山県の温泉へ



入浴料が安価なこともあって、どうやら地元の方の銭湯代わりにもなっているようで、夕刻には外来の入浴
客が次から次へと絶えることなく訪れていました。

あまり知れ渡ってはいませんが、きよもん湯やゆりの山温泉、夏山温泉のもみじやなど、温泉好きの間では
大評判となっている近在の入浴施設と比べても決して遜色のない、鮮度抜群の極上湯です。  〔11.02.05〕
湯川温泉は、南紀勝浦から南へ約2㎞、新宮市出身の詩人 佐藤春夫が“ゆかし潟”と名付けた外周2.2㎞の汽
水湖畔に4軒の宿泊施設と3か所の日帰り入浴施設が点在する小さな温泉地です。

開湯は、約1530年前の第22代清寧天皇の頃(480~484)。伊勢からこの地を訪れた2人の老人が、地元民の親切
なもてなしのお礼に榊の枝で地面を撫でたところ、そこから湯が湧き出し、薬師如来の石像が現われたとい
う由来が残されています。
平安時代には、この温泉の薬効を喜んだ弘法大師が薬師堂を建立し、「瑠璃光山湯泉寺」と名付けて薬師如
来を祀ったと伝えられ、院政期以降に熊野詣が盛んになると、その湯垢離場として栄えたとのことです。