住 所   和歌山県東牟婁郡那智勝浦町二河8
  電 話   0735-52-5106
 営業時間   9:00~22:00 (休=火,祝日は営業)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   ゆりの山1号
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量   126 ℓ/min (1972年調査)
 泉 温   37.6 ℃
 pH   9.6
 成分総計   0.173 g/㎏
    H=<0.1/Na=46.4/K=0.4/Ca=3.5/Mg=<0.1/Al=<0.1/
  Fe2=<0.1/Mn=<0.1(50.3㎎/㎏)
  F=5.5/Cl=24.7/SO4=14.7/HCO3=4.0/CO3=24.6/
  OH=0.7/HS=0.2/S2O3=<0.1/B02=<0.1/HSiO3=<0.1
  (74.4㎎/㎏)
  H2Si03=48.7/HBO2=<0.1(48.7㎎/㎏)
  C02=<0.1/H2S=<0.1(㎎/㎏)    〔2006.10.26〕
 入浴履歴   初訪06.09.17,最終10.01.03(3回目)
 評 価   ★★★★★★
 湯川温泉
ゆりの山温泉
                 ゆかわおんせん ゆりのやまおんせん
そのため湯面は漣のように波立ち、
湯船の縁からは常時ザバザバと湯が
溢れ出しています。

最も印象深かったのは、源泉カラン
には栓がなく、ずっと源泉が出しっ
放しになっていたことで(今では赤
い栓が付けられています)、湯船か
ら溢れ出た湯と合わさって、浴室の
床の上は常に湯が流れていました。
タイル張りの浴室は、右
側に源泉と水のカラン5
対、左に湯船を配した素
朴な造りで、浴槽自体も
浴室と同様に側面に白タ
イル、底に床と同じタイ
ルを張り、周りを御影石
で縁取った3.7×1.85m
ほどのシンプルなもので
す。

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つるり感はさほどありませんが、無色透明な清澄な湯からは芳ばしい硫黄臭が香り、飲泉してみると甘味と
ともに玉子味もほんのり感じることができました。
何より体温より少し高い程度のぬる湯を加温することなく利用しているために長湯が可能で、湧出量を使い
切った見事な掛け流しと柔らかな浴感をいつまでも堪能することができます。

“温泉は湯の力が第一”。そんなことを改めて実感させられた、期待以上に素晴らしい浴場でした。
                                           〔09.09.24〕
左奥には幅50㎝ほどの湯口が設けられており、そこからゴボ
ゴボッと大きな音を立てて、飲泉も可能な源泉が勢いよく注
入されていました。
『ゆりの山温泉』は、1975年に開設されたというこの温泉を代表する公
衆浴場で、勝浦方面へ向う途中、ゆかし潟の手前で国道42号を左へ折れ
て600mほど進むと、潟の西岸にひっそりと佇む焦げ茶色の木造建物が
見えてきます。

到着したのは営業開始時刻の30分前。
はやる気持ちを抑えるように建物の周囲を散策していると、中から何や
ら大きな音が聞こえ、いやが上にも期待が高まります。
定刻の少し前に管理人の奥さんが来られ、遂に開錠。
館内も外観と同様に木材を多く使用しており、正面にある受付の右手が
男女別の浴場となっていました。
湯川温泉は、南紀勝浦から南へ約2㎞、新宮市出身の詩人 佐藤春夫が“ゆかし潟”と名付けた外周2.2㎞の汽
水湖畔に4軒の宿泊施設と3か所の日帰り入浴施設が点在する小さな温泉地です。

開湯は、約1530年前の第22代清寧天皇の頃(480~484)。伊勢からこの地を訪れた2人の老人が、地元民の親切
なもてなしのお礼に榊の枝で地面を撫でたところ、そこから湯が湧き出し、薬師如来の石像が現われたとい
う由来が残されています。
平安時代には、この温泉の薬効を喜んだ弘法大師が薬師堂を建立し、「瑠璃光山湯泉寺」と名付けて薬師如
来を祀ったと伝えられ、院政期以降に熊野詣が盛んになると、その湯垢離場として栄えたとのことです。