住 所   大分県由布市湯布院町湯平503-7
  電 話   0977-86-2367 (湯平温泉観光案内所)
 営業時間   6:00~22:00(12~3月 21:30)
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   湯ノ平中鶴2号
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   81.9  ℃
 pH   8.4
 成分総計   1.882 g/㎏
    Li=1.4/Sr=1.0/Na=559.0/K=25.7/Ca=19.9/Mg=1.6/
  Ba=0.1(608.7㎎/㎏)
  F=1.8/Br=1.8/Cl=663.0/SO4=95.1/HCO3=303.0/
  CO3=12.0/NO3=0.4/HS=0.3(1077.4㎎/㎏)
  HAsO2=0.3/H2SiO3=178.0/HBO2=18.3(196.6㎎/㎏)
                           〔2009.03.06〕
 入浴履歴   初訪10.12.17
 評 価   ★★★★
 湯平温泉
橋 本 温 泉
                          ゆのひらおんせん はしもとおんせん
注入量が絞られているため、湯口の
ある右側は適温、一回り広い左側は
ぬるめとなっていました。
無色透明の湯はつるり感があって浸
かり心地は良いものの、注入量の関
係から少し鈍り気味で、ガスっぽい
湯の香は他の浴場より弱く、鉱物臭
も痕跡程度となっていました。

それでも浴舎や浴場内の造り、雰囲
気はなかなか良く、砂湯温泉に次い
で好感した浴場です。 〔12.05.03〕
『橋本温泉』は、温泉街を貫く石畳には向かわずに右手へ進み、花合
野川を渡り、最初のT字路を右に折れて40mほど下ると左側に所在す
る、湯平では最も新しい1922年に創設された共同浴場です。

一般の住宅に囲まれるように建つどっしりとした入母屋造りの木造平
屋建ての浴舎は、金の湯温泉とともに2008年3月に改築されたもので、
通りに面した平側の真ん中には薬師如来が祀られています。
男女別に分かれた浴場入口は、向かい合うようにその両端にあり、左
側が男湯となっていました。
入口の扉の横には料金箱が設けられており、利用者はこの中に入浴料
を納めるようになっています。
1926年に撮影された大湯線湯平駅前にずらっと並ぶフォードのタクシ
ーの写真が物語るように、大正から昭和30年代までは別府に次ぐ九州
第2位の入浴客を誇る温泉地として大いに栄え、1930年11月には種田山
頭火がこの地を訪れ、『行乞記』で称賛するとともに句も残していま
す。
また、胃腸病に効能のある温泉としてフランスのヴィシー鉱泉と並ん
で称され、昭和初期には飲用泉の西の横綱に位置付けられました。

なお、1959年5月には、由布院温泉とともに国民保養温泉地に指定され
ています。
湯平温泉は、JR久大本線の湯平駅から県道湯平温泉線(537号)を経由して西南西へ約3.6㎞、南流する花合
野川に沿って21軒の宿と共同浴場5か所、飲食店や土産店が建ち並ぶ、昔懐かしい古い温泉場の雰囲気を色濃
く留めた風情ある山間の温泉地で、1982年に公開された映画『男はつらいよ』の第30作「花も嵐も寅次郎」
の舞台としても知られています。

天草陶石張りの浴室は比
較的ゆったりとした造り
で、正面には3対のカラ
ン、中央には木造りの小
窓付き仕切り壁で2槽に
分割された2.7×2.1mほ
どのタイル張り湯船が配
されています。

浴槽内の右手前側面から
静かに掛け流されている
のは、金の湯や砂湯と同
じ共同源泉の湯ノ平中鶴
2号泉。
浴場は砂湯温泉と同じように板塀による目隠しを間に置いた浴室・脱衣
所一体型の造りで、中へ入り、下足箱の前から鉤形に敷き並べられた簀
子伝いに進んでいくと、目隠しの後ろには15庫の脱衣箱が設えられてい
ました。
白毛の老猿が湯に浸かっているのを木こりが見つけて発見したという言
い伝えが残り、室町時代の史料にその存在が記録されていることから、
鎌倉時代にはすでに開かれていたとされる温泉で、江戸時代以降、湯治
場として発展しました。

享保年間(1716~1735)に起こった山津波(土石流)の影響で疫病が発生し、
工藤三助が病魔退散を祈伏して2㎞にわたる石畳を修復したのを契機と
して、江戸時代後期に温泉街の骨格が形成されました。
現在でも温泉街を貫く500mの石畳のうち、300mは当時のものだそうで
す。

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