住 所   三重県熊野市紀和町湯ノ口10
  電 話   05979-7-1126
 営業時間   2015.02.28 閉鎖
 入浴料   410円
温泉利用状況   完全放流式 (塩素系薬剤 使用)
   
 源 泉 名   新湯ノ口温泉
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
 湧出量   1200 ℓ/min
 泉 温   45.7 ℃
 pH   8.0
 成分総計   1.39  g/㎏
    Li=1.5/Sr=2.1/Na=316.7/K=5.2/Ca=181.2/Mg=3.8/
  Fe2=1.1/Mn=0.2(511.8㎎/㎏)
  F=4.4/Br=3.5/Cl=772.4/SO4=10.2/HCO3=36.6
  (827.1㎎/㎏)
  H2Si03=42.0/HBO2=7.9(49.9㎎/㎏)
  C02=4.4(4.4㎎/㎏)        〔2008.06.17〕
 入浴履歴   初訪07.08.11,最終10.04.25(2回目)
 評 価   ★★★★
 湯ノ口温泉
湯元山荘 湯ノ口温泉(旧浴場)
           ゆのくちおんせん ゆもとさんそう ゆのくちおんせん
室内は採光が限られて仄暗
く、まさに湯治場のような
雰囲気がします。

正面奥に4、右側に5基のシ
ャワーカランが並び、中央
には人頭大より一回り大き
な礫で縁取った2.9×2.1m
ほどの長方形の湯船が配さ
れていました。
森林資源に恵まれた地域らしく、平石張りの内湯は壁上部から天井が板材
で仕上げられ、高い天井には湯気抜きが設えられていました。
木造の浴舎は、
別棟の切妻造
り平屋建て。

浴場は内湯と
露天に分かれ、
さらに脱衣所
の左奥には、
一人用ポリバ
スを置いた湯
治浴場が併設
されています。
『湯元山荘 湯ノ口温泉』は、1979
年に町営施設として創業し、現在は
一般財団法人 熊野市ふるさと振興
公社が運営している宿泊施設です。

川べりに建つ建物は山荘の名に相応
しい山小屋のような木造りの外観で、
客室はバンガロー6・ロッジ5・コテ
ージ1の全12室。
共同炊事場も付設され、自炊しなが
ら湯治が行えるようにもなっていま
す。
湯ノ口温泉は、国道42号の立石南交差点から同311号で本宮方面へ23㎞ほど進み、北山川の手前から小舟湯
ノ口林道を4㎞足らず入った熊野の山間にある温泉地で、下流にある入鹿温泉ホテル瀞流荘から廃坑となっ
た紀州鉱山のトロッコに乗って訪れることでも知られています。
内湯では少し熱め、露天では適温となったわずかに褐色掛かった透明湯からは、微弱ながら石膏臭のような
成分臭と極薄塩味、それにほんのわずかに鉄錆味も感じられました。
一つだけ残念だったのは、塩素系薬剤の使用。
ただし、湯の入替えが早いためか塩素臭はほとんど感知されず、その点は幸いでした。


温泉自体の個性は今一歩弱いものの、かつての湯治場を偲ばせる静謐な雰囲気には大いに好感できる、三重
県内では屈指の掛け流し温泉です。             〔10.05.24,14.09.15 画像追加・記事補訂〕

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各湯船に供されているの
は、2008年に実施した掘
削によって地下1405mで
湧出し、2009年2月から
導入された新源泉。

1分間に1200ℓという豊
富な湧出量を反映して、
湯口からの注入量は以前
より各段に多く、かなり
の量の湯が常時湯船から
溢れ出していました。
また、左奥の扉から出入りする露天には、大小の岩で周りを
縁取った5.8×2.0mほどのコンクリート張りの湯船が置かれ、
奥の竹筒から源泉が勢いよく掛け流されていました。
両開きガラス扉の入口を入ると右
側に受付があり、券売機で入浴券
を購入して手渡し、右奥にある男
女別の浴場へ向かいます。

手前側の木戸が男湯の入口。
脱衣所は割合広く、プラスチック
籠21個を納めた25庫の脱衣箱のほ
か、100円返却式の鍵付きスチー
ルロッカー20庫、貴重品ロッカー
18庫がそれぞれ備えられていまし
た。
開湯は1337(延元2)年。
後醍醐天皇がこの周辺の金山開発を行った際に湧出したと伝えられ、
以後、地元民の湯治場として広く利用されていたそうですが、昭和初
期の鉱山開発によって湯脈が枯渇。

紀州鉱山が閉山した翌年の1979年10月、金属鉱業事業団が鉱床調査の
ためにボーリングを行ったところ地下1300mで温泉が再び湧出したた
め、旧鉱山施設に湯船を設けて湯を引き込み、住民に供されるように
なりました。
その後、1997年5月には、国民保養温泉地に指定されています。