住 所   和歌山県田辺市本宮町湯峯71
  電 話   0735-42-0238
 営業時間   立寄り 13:00~15:00 (不定休・要確認)
 入浴料   600円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   金比羅湯
  泉 質   含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量      ℓ/min
 泉 温   80.3 ℃
 pH   7.1.
 成分総計   1.581 g/㎏
    H=0.1/Na=355.2/K=22.0/Ca=33.2/Mg=2.5/Al=0.7/
  Fe2=0.1/Mn=0.2(414.0㎎/㎏)
  F=8.6/Cl=214.7/SO4=6.1/HCO3=684.1/CO3=0.7/
  OH=<0.1/HS=2.5/S2O3=9.0/BO2=<0.1/HSiO3=<0.1
  (925.7㎎/㎏)
  H2Si03=140.5/HBO2=12.1(152.6㎎/㎏)
  C02=87.0/H2S=2.2(89.2㎎/㎏)  
  
〔2004.12.07〕
 入浴履歴   初訪08.08.16
 評 価   ★★★★
 湯の峰温泉
民宿 あづまや荘
                 ゆのみねおんせん みんしゅく あづまやそう
総硫黄は13.7㎎/㎏と、これまでに入浴してきた湯の峰温泉の各源泉の
中では最も高く、湯口では茹で玉子のような芳ばしい硫黄臭が感じられ
ます。
ただし、不思議なことに湯船内では硫黄の香りは微弱で、最初浸かった
瞬間は重曹臭の方が勝っていました。
無色透明の湯には、まるで溶き卵を流したかのように白色の湯の華が多
量に舞い、味そのものも美味しい玉子スープのようでした。

湯温が高いために長湯は適いませんが、出入りを繰り返しながら、初め
ての金比羅湯を1時間ほど堪能させていただき、とても満足しました。
            〔10.10.11,13.09.29 画像追加・記事補訂〕
中央に設けられた木箱状
の湯口からトボトボと掛
け流されているのは“金
比羅湯”と呼ばれる自家
源泉。

泉温が80℃を超す高温泉
のため、最小限の水を加
え、湯揉みをしてようや
く浸かることができまし
た。
コンクリート造りの浴室は、壁を板材、床を石板で仕上げられ、磨りガ
ラスのサッシ戸が嵌った奥に、幅1.9m、奥行き1.7mほどの台形を呈し
た木造りの湯船が配されています。
湯の峰温泉は、国道168号の本宮交差点から国道311号(熊野街道)を経由して約4㎞、湯の谷川の狭小な谷間と
これが注ぐ四村川の畔に13軒の宿が建ち並ぶ、硫黄の香り漂う風情のある温泉地です。
今から1800年前、第13代の成務天皇の代に熊野国造 大阿刀足尼によ
って発見されたという伝えを残し、湯の華でできた薬師如来の胸から
温泉が湧出したことから“湯の胸”、それが転じて“湯の峰”と呼ば
れるようになったとも言われています。
中世には熊野本宮大社への参詣者の湯垢離場として栄え、室町時代に
は、上杉禅秀の乱で足利持氏に敗れ、相模国で毒を盛られた常陸の豪
族 小栗助重(判官)が、熊野権現の導きと照手姫の助力によってこの
地に辿り着き、49日の湯治のうえ蘇生したという伝説も残されていま
す。

なお、1957年には、同じ本宮町内の川湯温泉・渡瀬温泉とともに熊野
本宮温泉郷として国民保養温泉地に指定されました。

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『民宿 あづまや荘』は、湯の谷川の左岸側では最も公共駐車場寄りに位置する木造2階建ての温泉民宿で、
斜め向かいにある「旅館 あづまや」の別館に当たります。
立寄り入浴については、公式HPでも案内されているものの、初めて訪
れた時は「日帰り入浴は本館で受け付けています」とのこと。
再訪時、たまたま表に出ておられたご主人に、ぜひ自家源泉に入湯させ
てほしいと直談判したところ、ようやくお許しをいただきました。
入浴の可否は、もしかしたらその日の宿泊客の有無などが関係している
のかもしれません。

浴場は帳場の少し先の階段を下りた地下にあり、手前左が女湯、奥が男
湯となっています。
脱衣所はすべて板張りで、鰻の寝床のように幅狭で奥行きが長く、左手
に設えた2段の棚にプラスチック籠が置いただけの簡素な造りでした。