住 所   和歌山県田辺市本宮町湯峯110
  電 話   0735-42-0074
 営業時間   6:00~22:00
 入浴料   一般浴場 250円,薬湯 390円
温泉利用状況   完全放流式 (一般浴場 加水あり)
   
 源 泉 名   平成1号・平成4~6号・小栗湯 混合泉
  泉 質   含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   70.8 ℃
 pH   6.9
 成分総計   1.689 g/㎏
    H=<0.1/Na=395.0/K=23.8/Ca=20.4/Mg=1.8/Al=<0.1/
  Fe2=<0.1/Mn=0.2(441.2㎎/㎏)
  F=8.3/Cl=188.7/SO4=4.8/HCO3=754.6/CO3=<0.1/
  OH=<0.1/HS=1.4/S2O3=1.3/BO2=<0.1/HSiO3=<0.1
  (959.1㎎/㎏)
  H2Si03=155.5/HBO2=11.7(167.2㎎/㎏)
  C02=119.9/H2S=2.0(121.9㎎/㎏)     〔2014.04.08〕

 入浴履歴   初訪05.10.09,最終12.01.08(9回目)
 評 価   ★★★★★★
 湯の峰温泉
湯の峰温泉公衆浴場
        ゆのみねおんせん ゆのみねおんせんこうしゅうよくじょう
湯の峰温泉は、国道168号の本宮交差点から国道311号(熊野街道)を経由して約4㎞、湯の谷川の狭小な谷間と
これが注ぐ四村川の畔に13軒の宿が建ち並ぶ、硫黄の香り漂う風情のある温泉地です。
一方の一般浴場。
浴場は薬湯よりも広く、脱衣所にはやはりスチール製の鍵付
きロッカー24庫が置かれています。
壁面下半が平石、床が石板張りとなった浴室には、左半に8
基のカランが鉤形に並び、右奥に寄せて檜板で縁取った方形
の湯船が配されていました。

こちらの方は加水によって45℃ほどに調整されていますが、
糸屑状の湯の華が多量に舞ううっすらと白濁した湯からは焦
げ硫黄臭、湯口では茹で玉子のような匂いが感じられ、香り
の面では薬湯と遜色ありません。
また、湯口からの注入量が多いため、湯船に浸かる度に多量
に湯が溢れ出し、その湯音を聞いているだけでも爽快な気分
となります。
まず入浴したのが、建物の最も奥に
ある薬湯。
その名が示すように、ここは100%
の源泉に浸かることだけを目的とし
た浴場であり、石鹸類の使用は一切
禁じられています。

脱衣所は少々手狭ですが、プラスチ
ック籠を納めた4庫の脱衣箱のほか
にスチール製の鍵付きロッカーも20
庫備えられており、外来客も安心し
て入浴することができます。
この歴史ある湯の峰の湯を気軽に楽
しむことができるのが、温泉街のほ
ぼ中心、湯胸薬師を祀る東光寺の奥
に所在する『湯の峰温泉公衆浴場』
です。

浴場は、高温の源泉に加水した“一
般浴場”と自然冷却させた“薬湯”
及び家族湯に分かれ、券売機が置か
れた浴場受付の手前が前者、受付の
背後が後者の入口となっています。

今から1800年前、第13代の成務天皇の代に熊野国造 大阿刀足尼によ
って発見されたという伝えを残し、湯の華でできた薬師如来の胸から
温泉が湧出したことから“湯の胸”、それが転じて“湯の峰”と呼ば
れるようになったとも言われています。
中世には熊野本宮大社への参詣者の湯垢離場として栄え、室町時代に
は、上杉禅秀の乱で足利持氏に敗れ、相模国で毒を盛られた常陸の豪
族 小栗助重(判官)が、熊野権現の導きと照手姫の助力によってこの
地に辿り着き、49日の湯治のうえ蘇生したという伝説も残されていま
す。

なお、1957年には、同じ本宮町内の川湯温泉・渡瀬温泉とともに熊野
本宮温泉郷として国民保養温泉地に指定されました。

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薬効高いと言われる濃厚な湯を堪能するには、やはり薬湯ということになるでしょうが、利用者が少なけれ
ば、いずれも湯治場のような静謐な雰囲気を味わうことができる、関西屈指の共同浴場です。
                                  〔09.05.24,16.11.26 構成変更〕
自然冷却させているとは
いえ、木箱の湯口から注
がれているのは、泉温70
℃超の高温泉。
注入量を絞って浸かりや
すい湯温に調節している
ため、時間帯やその日の
利用状況によって青白色
や真っ白に濁っているこ
ともあります。
浴室は石板張りで、右半分に3.0×1.8mほどの檜の湯船を置き、左壁に
3対のカランを設置しただけの素朴な造りです。

鮮度が良いのか、わずかに濁りがある透明の湯からは、焦げたような芳
ばしい硫黄臭が香り立ち、
湯の中では糸屑状の白い
湯の華が少量ながら見ら
れました。