住 所   和歌山県田辺市本宮町湯峯260-4
  電 話   0735-42-1515
 営業時間   立寄り 要確認
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   龍ノ湯
  泉 質   含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量   87  ℓ/min
 泉 温   89.6 ℃
 pH   7.8.
 成分総計   1.781 g/㎏
    Na=448.4/K=23.7/Ca=20.3/Mg=1.8/Fe2=0.1/
  Mn=0.2(494.5㎎/㎏)
  F=11.0/Cl=251.0/SO4=3.2/HCO3=774.9/CO3=54.0/
  HS=2.8/S2O3=2.0/HSiO3=3.4(1102.3㎎/㎏)
  H2Si03=162.8/HBO2=3.1(165.9㎎/㎏)
  C02=18.2/H2S=0.5(18.7㎎/㎏)   
 
〔2001.12.10〕
 入浴履歴   初訪08.08.16
 評 価   ★★★★
 湯の峰温泉
料理民宿 瀧 よ し
                ゆのみねおんせん りょうりみんしゅく たきよし
右側に置かれた木箱と繋がった緑色
のビニールホースを介して浴槽内で
注がれているのは、湯の峰温泉では
お馴染の龍ノ湯源泉。

美しい青白色半透明の少し熱めの湯
からは、濃厚な焦げ硫黄臭が香り、
口に含んでみると茹で玉子の味がし
ました。
板張りの脱衣所は小ぢんまりした造りで、左手前に設えられた2段の棚には5個
の脱衣籠が備えられていました。
黒枠に格子目の磨りガラスが嵌った洒落た
ガラス戸が浴室の入口。

浴室も壁に黒と白色の御影石、床にも御影
石を使用したモノトーンのスタイリッシュ
な造りで、左手前には3基のシャワーカラ
ンが並び、大きなガラス窓が嵌った奥に寄
せて、やはり御影石で造られた奥行2.15m
ほどの台形湯船が配されています。
湯の峰温泉は、国道168号の本宮交差点から国道311号(熊野街道)を経由して約4㎞、湯の谷川の狭小な谷間と
これが注ぐ四村川の畔に13軒の宿が建ち並ぶ、硫黄の香り漂う風情のある温泉地です。
今から1800年前、第13代の成務天皇の代に熊野国造 大阿刀足尼によ
って発見されたという伝えを残し、湯の華でできた薬師如来の胸から
温泉が湧出したことから“湯の胸”、それが転じて“湯の峰”と呼ば
れるようになったとも言われています。
中世には熊野本宮大社への参詣者の湯垢離場として栄え、室町時代に
は、上杉禅秀の乱で足利持氏に敗れ、相模国で毒を盛られた常陸の豪
族 小栗助重(判官)が、熊野権現の導きと照手姫の助力によってこの
地に辿り着き、49日の湯治のうえ蘇生したという伝説も残されていま
す。

なお、1957年には、同じ本宮町内の川湯温泉・渡瀬温泉とともに熊野
本宮温泉郷として国民保養温泉地に指定されました。

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ガラス窓から見えるのは、向かいにある民宿あづまや荘の2階部屋程度
で、表に温泉マークとともに書かれている「展望風呂」を期待して訪れ
ると、おそらく肩透かしに終わってしまうでしょう。

それでも、温泉そのものはその利用方法も含めて申し分なく、思わぬ拾
い物をしたような気分にさせてもらいました。
            〔10.10.08,13.09.29 画像追加・記事補訂〕
『瀧よし』は、新宮市内で鮮魚卸店を営む「瀧岡水産」が経営する新鮮な魚料理が自慢の料理民宿で、公共
駐車場から温泉街へ向かって歩いて行くと、この温泉地には珍しい近代的な4階建ての建物が、湯の谷川を
臨む山にへばり付くように道路左手の一番手前に建っています。
以前から湯の峰温泉を訪れるたびに気になっていたのが、「お食事・
ご休憩」という赤文字の看板。
1階はカウンター式の食事処と厨房になっており、厨房の中で忙しそ
うに仕込みをされている板前さんに立寄り入浴を願い出てみると、あ
っさりOK。すぐ横にある階段で2階へ上がるように言われました。

浴場は男湯が2階、女湯は3階に設けられ、階段を上がると左奥にある
格子のガラス扉が男湯の入口となっています。
踊り場には絵画なども飾られ、ちょっとしたホテルのような落ち着い
た雰囲気が漂っていました。