住 所   和歌山県田辺市本宮町湯峯
  電 話   0735-42-0074
 営業時間   6:00~21:30 (30分貸切)
 入浴料   770円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   壺湯 
  泉 質   含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   53.5 ℃
 pH   7.0
 成分総計   1.746 g/㎏
    H=<0.1/Na=426.0/K=24.6/Ca=24.8/Mg=2.5/Al=<0.1/
  Fe2・3=<0.1/Mn=0.2(478.1㎎/㎏)
  F=8.4/Cl=200.2/SO4=17.3/HCO3=793.4/CO3=<0.1/
  OH=<0.1/HS=0.7/S2O3=2.6/BO2=<0.1/HSiO3=<0.1
  (1022㎎/㎏)
  H2Si03=150.4/HBO2=22.5(173.0㎎/㎏)
  C02=71.5/H2S=0.7(72.2㎎/㎏)      
〔2015.03.27〕
 入浴履歴   初訪05.10.09,最終09.05.24(4回目)
 評 価   ★★★★★
 湯の峰温泉
つ ぼ 湯
                       ゆのみねおんせん つぼゆ
小屋の入口から石段を下りたところにある湯船は、天然岩を
刳り貫いたもの。大人2人でちょうど良いぐらいの広さで、
底には礫が敷いてあります。
湯温は加水によって調整しますが、湯船の奥の方の底から高
温の源泉が湧出しているため、浸かっているうちにすぐに熱
くなってきます。

七色に変化するという湯は、今回は青み掛かった灰白濁。
湯面からは濃厚な焦げ硫黄臭が香り立ち、小栗判官を蘇生さ
せたという話にもそれなりに信憑性があるように思えてきま
す。
ずっと浸かり続けていることは無理ですが、湯船への出入り
を繰り返していると、約束の30分間はあっという間に経過し
てしまいました。
そのような湯の峰温泉の象徴が、わが国最古の共同浴場とされている『つぼ湯』です。

湯の谷川河床の源泉湧出箇所に湯船を置き、その上に檜皮葺・板塀の小さな湯小屋を建てたもので、2004年
7月には「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する文化遺産として、入浴施設としては世界で初めて世界遺産
に登録されました。
湯の峰温泉は、国道168号の本宮交差点から国道311号(熊野街道)を経由して約4㎞、湯の谷川の狭小な谷間と
これが注ぐ四村川の畔に13軒の宿が建ち並ぶ、硫黄の香り漂う風情のある温泉地です。
今から1800年前、第13代の成務天皇の代に熊野国造 大阿刀足尼によ
って発見されたという伝えを残し、湯の華でできた薬師如来の胸から
温泉が湧出したことから“湯の胸”、それが転じて“湯の峰”と呼ば
れるようになったとも言われています。
中世には熊野本宮大社への参詣者の湯垢離場として栄え、室町時代に
は、上杉禅秀の乱で足利持氏に敗れ、相模国で毒を盛られた常陸の豪
族 小栗助重(判官)が、熊野権現の導きと照手姫の助力によってこの
地に辿り着き、49日の湯治のうえ蘇生したという伝説も残されていま
す。

なお、1957年には、同じ本宮町内の川湯温泉・渡瀬温泉とともに熊野
本宮温泉郷として国民温泉保養地に指定されました。

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世界遺産に恥じない長い歴史と豊かな風情を有し、泉質的にも優れた足元湧出温泉。文句なしの一湯です。
                                          〔09.05.26〕
管理人さんのお話によると、世界遺産登録後は入浴中でもお構いなしに中を
覗く不届き者が増えたとのことで、湯小屋の前は受付にあるモニターによっ
て監視されています。
なお、つぼ湯の利用者は、公衆浴場のどちらかの浴場が無料で利用できるよ
うになっています。
入浴は1組30分の貸切交替制。

入浴希望者は公衆浴場の受付で、入浴券
と引換えに番号札を受け取ります。
入浴の際には、この番号札を湯小屋の入
口の横に掛け、外に履物を脱いで入室す
るルールとなっています。