住 所   和歌山県田辺市本宮町湯峯171
  電 話   0735-42-0113
 営業時間   
 入浴料   
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   温水湯
  泉 質   含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   83.0  ℃
 pH   7.3
 成分総計   1.803 g/㎏
    H=<0.1/Na=431.4/K=21.7/Ca=21.2/Mg=2.0/Al=<0.1/
  Fe2・3=<0.1/Mn=0.2(476.6mg/kg)
  F=9.9/Cl=214.0/SO4=10.2/HCO3=854.3/CO3=<0.1/
  OH=<0.1/HS=2.2/S2O3=3.5/BO2=<0.1/HSiO3=<0.1
  (1094mg/kg)
  H2SiO3=157.3/HBO2=19.2(176.5mg/kg)
  CO2=55.0/H2S=1.3(56.3mg/kg)
      〔2015.03.27〕
 入浴履歴   初訪12.12.08 泊
 評 価   ★★★★
 湯の峰温泉
温泉民宿 やまね
                 ゆのみねおんせん おんせんみんしゅく やまね
左奥に設えられた岩組みの湯口から掛け流されているのは、
公衆浴場の裏手で湧き出しているという“温水湯(ぬくみゆ
う)”。
最初に浸かった時は無色透明、その後、深夜から翌朝にはう
っすら白濁した少し熱めの湯からは、焦げ硫黄臭と苦味が感
じられ、湯の中では溶き卵のような白い湯の華が多く浮遊し
ていました。
加水されていない薬湯はやはり素晴らしく、滞在中何度も足
を運んで、湯の香芳ばしい極上湯を思う存分堪能させていた
だきました。

朝夕の食事も適量で評判どおり美味しく、家族旅行の宿泊先
として十分満足感が得られた佳宿でした。   〔13.09.30〕
脱衣所は板張りの細長い造りで、左側に丸籠と角籠をそれぞれ3・2個載
せた3段棚が置かれ、右奥には家庭用のような洗面台が備えられていま
す。
庭の奥に隠れるように佇む建物は
木造モルタル造り2階建てで、す
べて2階に配された客室は全5室。

今回は、階段を上がると右手にあ
る“竹の間”という6畳・9畳の二
間続きの広い部屋を利用させてい
ただきました。
湯の峰温泉は、国道168号の本宮交差点から国道311号(熊野街道)を経由して約4㎞、湯の谷川の狭小な谷間と
これが注ぐ四村川の畔に13軒の宿が建ち並ぶ、硫黄の香り漂う風情のある温泉地です。

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小ぢんまりした浴室は玉
石のモザイクタイル張り
で、正面と左にガラス窓
が設けられ、右手前にカ
ラン、正面には手前側に
礫を並べ、残り3辺の上
部も平石で縁取った1.75
×1.4mほどの玉石タイ
ル張り湯船が配されてい
ました。
浴場は裏手に建つ小さな湯気抜きを
越屋根風に載せた別棟の浴舎内にあ
り、竹の間からは9畳間の奥の扉を
介して行き来することができます。

浴場は大小2か所に分かれ、宿泊客
の構成で入れ替えているのでしょう
か、訪れた時は、廊下正面の大浴場
が女湯、手前右の小浴場が男湯とな
っていました。
『温泉民宿 やまね』は、湯の峰温
泉のシンボルであるつぼ湯の上手、
旅館よしのやの玄関前に架かる小さ
な橋で湯の谷川を渡り、細い坂道を
上っていくと左側に所在する民宿で
す。

気さくでアットホームな女将さんと
美味しい手作り料理の評判を耳にし、
年末恒例の家族旅行で宿泊利用しま
した(1泊2食7500円+入湯税) 。
今から1800年前、第13代の成務天皇の代に熊野国造 大阿刀足尼によ
って発見されたという伝えを残し、湯の華でできた薬師如来の胸から
温泉が湧出したことから“湯の胸”、それが転じて“湯の峰”と呼ば
れるようになったとも言われています。
中世には熊野本宮大社への参詣者の湯垢離場として栄え、室町時代に
は、上杉禅秀の乱で足利持氏に敗れ、相模国で毒を盛られた常陸の豪
族 小栗助重(判官)が、熊野権現の導きと照手姫の助力によってこの
地に辿り着き、49日の湯治のうえ蘇生したという伝説も残されていま
す。

なお、1957年には、同じ本宮町内の川湯温泉・渡瀬温泉とともに熊野
本宮温泉郷として国民保養温泉地に指定されました。