住 所   鹿児島県日置市東市来町湯田2224
  電 話   099-274-2849
 営業時間   立寄り 8:00~21:00
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   
  泉 質   単純硫黄泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   48.6  ℃
 pH   8.5
 成分総計   0.5801 g/㎏
    Na=145.5/K=6.8/Ca=5.6/NH4=3.2(162.1㎎/㎏)
  F=11.4/Cl=81.5/SO4=59.5/HCO3=131.8/CO3=21.6/
  HS=5.9/S2O3=7.8(319.5㎎/㎏)
  H2SiO3=68.4/HBO2=29.4(97.8㎎/㎏)
  CO2=0.7(0.7㎎/㎏)
            
〔2005.02.21〕
 入浴履歴   初訪14.07.19
 評 価   ★★★★
 湯之元温泉
そのがしら荘
                             ゆのもとおんせん そのがしらそう
少量の黒い湯の華とともに白色の湯の華が多量に舞う微濁りの透明湯は
熱めで、湯面からは少し生臭い香りが漂い、口に含むとゴムっぽい匂い
と微焦げ臭、少苦味が感じられ、肌がきしきししました。
縦長長方形のコンパクトな浴室は
タイル張りで、左壁の手前に水カ
ランとシャワーカランが各1基、
右奥に寄せて1.7×0.9mほどの小
振りなタイル張り湯船が配され、
奥壁の源泉カランから延びるホー
スを介して高温の源泉が槽内でた
っぷりと加えられていました。
小ぢんまりした板張りの脱衣所は、右手前の隅に置かれたベンチボックスの
上に3個の籠が備えられているだけの簡素な造り。
“不老甦若(そじゃく)湯”と命名された浴場は、母屋の玄関前から右へ
進んだ別棟内にあり、壁タイルの色は異なるものの、シンメトリーな造
りとなっている2室の内湯を貸切で利用することができます。

幅の狭いコンクリートの通路に面してガラス戸の入口が前後に並んでお
り、今回は手前側の浴場を利用しました。
『そのがしら荘』は、国道3号の湯之元交差点から南へ100m向かい、五
叉路を左折しておよそ50m先を斜め右へ折れ、擦れ違い困難な狭い坂道
を50m余り上ると左手に所在する、先々代から百数十年の歴史を刻んで
きたという老舗の温泉旅館です。

敷地の真ん中に植えられた紅葉の木の両側に平屋の宿泊棟が向き合い、
背後に立派な入母屋造り2階建ての母屋が建つ素朴な湯宿で、客室は全6
室を数えます。
母屋の玄関で声を掛け、応対に出て来られた女将さんに立寄り入浴をお
願いしたところ、快く応じて下さいました。
江戸時代前期の1640(寛永17)年に郷士の黒川大煩兵衛により発見・整
備され、1871(明治4)年の廃藩置県までは薩摩藩の御前湯・地頭湯が
置かれた由緒ある温泉で、島津家16代当主の島津義久の重臣 上井伊
勢守覚兼が残した自筆日記『上井覚兼日記』(重要文化財)には、1583
(天正11)年に当温泉に比定されている湯之村で湯治をした記録が残さ
れており、その歴史は戦国時代まで遡る可能性があります。

現在では44か所の泉源から毎分約2000ℓもの源泉が湧出し、民家や商
店・飲食店等が密集する町並みに溶け込むように宿泊施設6軒と家族
湯を含む8か所の公衆浴場が点在しています。
湯之元温泉は、南九州自動車道の市来I.Cから国道3号で鹿児島市方面へ向かうこと2.2㎞余り、西流する大
里川の谷間に湯けむりを上げる中薩地域を代表する温泉地です。

トップページへ



鹿児島県の温泉へ



今回は川内高城温泉へ向
かう途中に慌ただしく立
ち寄り、温泉街をじっく
り散策する時間も確保で
きなかったため、再訪の
機会があれば、1泊2食付
きで6000円からとリーズ
ナブルで、食事も美味し
いと評判のこの宿に投宿
し、他の入浴施設へも足
を運びたいと思います。
      〔15.07.12〕