住 所   鹿児島県霧島市牧園町高千穂4970
  電 話   0995-78-2852
 営業時間   立寄り 9:00~15:00 / 16:00~18:00
 入浴料   500円(9:00~15:00) / 700円(16:00~18:00)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   湯之谷1・2号(混合泉)
  泉 質   単純硫黄泉
 湧出量   140   ℓ/min
 泉 温   44.1  ℃
 pH   5.3
 成分総計   0.985 g/㎏
    Na=69.0/K=18.9/Ca=24.9/Mg=4.5/Al=0.3/NH4=0.5/
  Ba=0.1/Mn=0.1(118.3㎎/㎏)
  F=1.2/Cl=8.7/SO4=134.0/HCO3=143.6/HS=0.2/
  S2O3=0.3(288.0㎎/㎏)
  H2SiO3=124.7/HBO2=2.6(127.3㎎/㎏)
  CO2=440.7/H2S=10.8(451.5㎎/㎏)
   
〔2009.12.25〕
 入浴履歴   初訪13.07.12,最終13.07.13(2回目)
 評 価   ★★★★★
 湯之谷温泉
霧島湯之谷山荘
                   ゆのたにおんせん きりしまゆのたにさんそう
温泉ファンが絶賛する泉温の異なる自然湧出泉は、想像以上の素晴らしさ。
中でも浸かった瞬間にひやっとする炭酸泉は、真夏の入湯ということも手伝って言葉にならないくらいの心
地良さで、湯の華まみれになりながら思う存分満喫させていただきました。

3つの湯船を行ったり来たりしているうちにあっという間に時間が経過し、後ろ髪を引かれる思いで浴場を
後にしました。
それからというもの湯治場らしい静謐な雰囲気漂う浴室の佇まいと鮮度抜群の掛け流し湯が片時も脳裏から
離れず、遂には旅の計画を変更して、翌日の朝一番にもう一度訪問。それだけの価値が十分ある極上の温泉
でした。                               〔14.07.01,18.07.14 補訂〕
各湯船やその
周りの床は、
正面と左側に
嵌められたガ
ラス窓から射
し込む木漏れ
日によってス
ポットライト
のように照ら
され、妖しく
光る湯面は神
々しくさえ見
えます。
温泉に向き合うことだけを目的として造られたような浴室には、奥か
ら2.45×1.25、2.0×0.9、0.9×0.85mほどの大きさの異なる3つの湯
船が並び、奥壁に寄せて中央に設けられた一番奥の主浴槽には、硫黄
泉と表記された2本の自家源泉を混合した単純硫黄泉が右奥のパイプ
湯口からドバドバと注がれ、わずかに青みを帯びた透明度20㎝ほどの
熱めの白濁湯からは、焦げ硫黄臭がしっかり香り、少炭酸味が感じら
れました。
右に続く浴室は総檜造りの風情溢れ
るもので、板張りの床には滑り止め
として斜めの線が刻まれ、左手前に
付設された小部屋には、3基のシャ
ワーカランが設置されています。
一方、右手前に配された小さな方形湯船には、浴槽内に挿入された左
側のパイプ湯口から炭酸泉(ラムネ泉)と呼ばれている泉温30℃ほどの
ぬる湯が多量に加えられ、溶き玉子スープのような白い湯の華が多量
に舞う透明度40㎝ほどの灰白色の濁り湯からは、硫黄臭がほんのり香
り、炭酸味と苦味が感じられます。
また、湯口の赤いバルブを捻ると、源泉の注入口が真上に下がる配管
へと変わり、勢いよく落ちる湯で打たせ湯を楽しむことができます。

そして、改装を機に大小2つの湯船の間に新設された寝湯を楽しむこ
とができる浅めの湯船には、両湯船から溢れ出た湯が流れ込んでぬる
めとなっており、底には白色の湯の華が沈殿していました。
2007年4月に改装されたという木
造の浴舎は平屋建てで、手前が男
湯、奥が女湯に分かれています。

ガラス戸の入口を入るとすぐ目の
前が脱衣所となっており、左側に
はプラスチック籠6個を載せた12
庫の脱衣箱と洗面化粧台が備えら
れ、その前には丸太の腰掛け3個
が置かれていました。
石造りの階段を上って本館へ入ると、
丸太を利用した腰掛けなどが置かれ
たカーペット敷きのロビーの右奥に
フロントがあり、居合わせた女将さ
んに立寄り入浴をお願いします。

この宿には、玄関正面の階段で2階
へ上がり、本館を抜けると左手に建
つ浴舎内に男女別の内湯があり、さ
らにその左奥に“天狗の湯”と称す
る宿泊客専用の露天岩風呂が設えら
れています。
『霧島湯之谷山荘』は、標高580mの霧島国立公園の原生林の中にひっそりと佇む、1940年に湯治場として
創業された湯宿です。
国道223号から案内板にしたがっ
て北へ逸れ、車1台分ほどの狭い
山道を湯之谷川の右岸沿いに300
m余り上って左へ鋭角的に折れる
と、木造2階建ての本館と浴場棟・
湯治棟の3棟の建物が深い緑に埋
もれるように山の斜面に雛壇状に
建ち並び、客室は本館8・湯治棟7
の全15室を数えます。
湯之谷温泉は、霧島温泉郷の中心である丸尾温泉から南東へ約2㎞、天
降川支流の中津川に注ぐ湯之谷川の谷間に湯けむりを上げる、近代的な
ホテルと湯治場の雰囲気を留めた山荘の各1軒からなる閑静な温泉地で
す。

江戸時代、霧島山の修験者によって利用されていたという温泉で、1880
(明治13)年に浴場が開設され、樵や狩人・農民にも供されるようになり
ました。
1959年5月には、「霧島温泉」の一部として国民保養温泉地に指定され
ています。

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