住 所   熊本県水俣市湯出1372-3
  電 話   
 営業時間   8:30~18:00
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   41.0  ℃
 pH   
 成分総計       g/㎏
    
  
  
  
  
  

 入浴履歴   初訪15.05.02
 評 価   ★★★★★★★
 湯の鶴温泉
き く の 湯
                               ゆのつるおんせん きくのゆ
今から約700年前、この地に住み着いていた平家の落人が傷ついた鶴
が傷を癒しているのを見て発見し、「湯の鶴」と名付けられたという
伝説が残されている温泉で、江戸時代中期の天明年間(1781~1789)頃
から湯治客が足を運ぶようになり、幕末には広くその名が知られるよ
うになりました。
1883(明治16)年には温泉の権利登記が認められ、1970年代の半ば頃ま
で湯治客を中心に賑わいを見せ、最盛期には15軒の旅館が軒を連ねて
いましたが、現在は市営の公衆浴場と共同浴場各1か所とともに4軒の
湯宿が点在しています。

不知火海(八代海)に臨む湯の児温泉に対して“山の温泉”と呼ばれ、
1980年3月には国民保養温泉地に指定されています。
湯の鶴温泉は、水俣市街地から県道水俣出水線(117号)で南東方向へ8km余り、水俣川へ注ぐ湯出川の河畔に
立地する湯治場の雰囲気を留める山間の温泉地です。
正面のコンクリート壁の下に這わされた木樋のような構造物
から突き出たパイプから湯船へ静かに掛け流されているのは、
独自源泉であるアルカリ性の単純温泉。
無色透明の少しぬるめの湯からは弱めながらも芳ばしい玉子
臭が香り、湯浦温泉の岩の湯には及びませんが、微細な泡付
きによって肌がつるつるしました。


大分県湯平温泉の砂湯温泉(中央温泉)を想わせる川の畔にひ
っそりと佇む鄙びた浴舎は風情たっぷりで、期待以上の浸か
り心地が強く印象に残った温泉ともども大いに気に入りまし
た。                    〔16.05.15〕
ガラス戸を挟んで小一段低い位置にある浴室はコンクリートの打ちっ放
しで、正面から右壁の上方に巡らされたガラス窓から陽光が射し込み、
採光はとても良好です。

右奥隅に水カラン1基が備えられているだけの簡素な造りで、左奥に寄
せてコンクリートで縁取り、底を美しい玉石タイルで仕上げた3.1×1.9
m強の湯船が配されていました。
浴舎は越屋根の湯気抜きを載せた
瓦葺き切妻造りの平屋建てで、下
流側の妻側右寄りの扉から仄暗い
コンクリート打ちっ放しの通路を
奥へ進むと、左手中程にガラス小
窓が嵌まる無人の受付があり、備
え付けの料金箱に入浴料を投入し
て浴場へ向かいます。
『きくの湯』は、温泉街の下手に架
かる静音橋の袂から県道を90m余り
上り、右手に建ち並ぶ民家の間に設
けられた3台分の専用駐車場の手前
から30段ほどの階段を下りて木橋を
渡った正面、湯出川左岸の河畔に所
在する共同浴場です。

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浴場は受付を挟んで前後に分かれ、
手前が女で、奥が男湯。

扉を入ると下足場から一段高くなっ
た脱衣所は板張りで、左側に下足箱
が置かれ、右手前から右壁にかけて
28庫の脱衣箱が鉤形に設えられてい
ました。