住 所   三重県三重郡菰野町菰野4800-1
  電 話   059-394-7733
 営業時間   6:00~24:00
 入浴料   600円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   湯の山片岡温泉
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量   780   ℓ/min
 泉 温   45.2  ℃
 pH   8.8
 成分総計   0.54  g/㎏
    Na=153.9/K=1.6/Ca=4.1/Mg=0.1/Al=0.2/Fe2=0.4
  (160.3㎎/㎏)
  F=3.2/Br=0.2/Cl=87.7/HCO3=244.0/CO3=6.0
  (341.0㎎/㎏)
  H2SiO3=35.8/HBO2=5.3(41.1㎎/㎏)
  CO2=1.1(1.1㎎/㎏)
            
〔2011.12.05〕
 入浴履歴   初訪13.08.10,最終14.02.22(2回目)
 評 価   ★★★★
 湯の山温泉
AQUA×IGNIS 片岡温泉
           ゆのやまおんせん あくあ×いぐにす かたおかおんせん
各湯船に槽内
から注入され
ているのは、
移転に際して
旧泉源から30
m離れた地下
1200mで掘削
された新たな
源泉井戸から
毎分780ℓ汲
み上げられて
いるというア
ルカリ性単純
温泉。
突き当たりで左右に分かれた浴場は
男女交替制のようで、初訪時は右側、
再訪時は左側が男湯となっていまし
た。

脱衣所には、200庫以上の100円返却
式ロッカーがずらっと並び、傍らに
は洗面ボウル5基のパウダーコーナ
ーが備えられています。
白壁のエントランスに導かれて足
を踏み入れると、4名のアーティ
ストによってクリエイトされたと
いう館内はスタイリッシュな空間
となっており、旧浴場との雰囲気
の違いに驚かされます。

諸泉茂氏の作品が飾られた受付フ
ロントで入浴料を支払い、大小の
ビーズクッションが置かれた琉球
畳敷きの休憩処を横目に右奥の浴
場へ向かいます。
広々した駐車場に車を停めて歩を進
めると、外壁を焦げ茶色の横板で仕
上げた体育館のような鉄骨造りの温
泉棟があり、入口へ向かうアプロー
チの左手には、コンセプトである水
(アクア)を表現した池が設えられて
います。
『AQUA×IGNIS 片岡温泉』は、2012年10月23日に閉館された「片岡温泉」に代わって、国道477号を挟んで
その北側に“癒し”と“食”をテーマとする複合温泉リゾートとして同日にオープンした新しい入浴施設で
す。

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うっすらと黄色掛かった少し熱め寄りの透明湯からは、針葉樹のような特有のモール臭に仄かに茹で玉子の
ような硫黄臭が加わった芳ばしい香りが感じられ、微細な泡付きによるつるつるした肌触りを楽しむことが
できます。
玉子臭は内風呂の湯口付近が際立っていましたが、湯の香の強さは桶風呂が一番でした。

いずれも高い塀によって囲まれているため、露天から眺望が一切利かないのはいささか残念でしたが、旧浴
場から変わらない100%源泉掛け流しの湯は文句なしに素晴らしく、早朝6時の営業開始から入浴客が続々と
駆け付ける人気ぶりも納得のお洒落な浴場でした。                    〔14.09.06〕
一方の露天風
呂は、手前が
階段状となっ
て腰湯が楽し
める石板造り
の湯船、タイ
ル張りの寝湯、
大きな桶風呂
から構成され、
いずれも屋根
が付設されて
います。
浴場はいずれも内湯と“竹林風呂”と名付けられた露天風呂
から構成されていますが、右浴場の露天では平面形がほぼ方
形となっているに対し、左浴場はこれを左から奥に囲むよう
に鉤形を呈していました。

片流れの檜天井が美しい石板張りの内湯は、手前に掛け湯槽
と37基のシャワーカラン、奥に8.7m弱×3.1m弱の石板造り
の内風呂を配したシンプルな構成で、露天との間を画した内
風呂前面のガラス窓は夏場には大きく開け放たれ、竹林を眺
めながら半露天の趣で湯浴みを楽しむことができます。
御在所岳を望む約49000㎡の広大な敷地には、巨大な温泉棟とともに、
世界的に活躍するパティシエ 辻口博啓氏のスイーツショップとイタ
リアンシェフ 奥田政行氏によるイタリアンレストランが入るレスト
ラン棟、辻口氏の石窯パンが楽しめるベーカリー棟、17室の客室を備
えた宿泊棟と趣の異なる4棟の離れが点在。

国道から見てその手前には「TSUJIGUCHI FARM」という温泉を利用し
た苺栽培を行っているビニールハウスが鎮座しており、初めて訪れた
時はビニールハウスの巨大さに目を奪われて温泉棟の存在に気が付か
ず、迂闊にも通り過ぎてしまいました。
湯の山温泉は、紅葉の名所として知られる御在所岳(1212m)の東麓、三
滝川河畔の渓谷を中心に12軒の宿泊施設が点在する“関西の奥座敷”と
も呼ばれる温泉地です。

開湯は718(養老2)年と古く、薬師如来のお告げを受けた浄薫和尚により
発見されたとも、この湯で傷を癒していた鹿が、命を助けた木こりに温
泉が湧き出ていた場所を教えたとも伝えられ、別名「鹿の湯」とも呼ば
れています。