住 所   大分県別府市湯山1組
  電 話   0977-67-2229
 営業時間   10:00~20:00 (休=水,4/1~4/3)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   95.2  ℃
 pH   5.7
 成分総計   0.012 g/㎏
    K=0.3/Ca=0.7/Mg=0.5/Fe2=0.7(2.2㎎/㎏)
  F=0.2/SO4=1.3/HCO3=4.9(6.4㎎/㎏)
  HBO2=0.2(0.2㎎/㎏)
  CO2=3.3/H2S=<0.1(3.3㎎/㎏)
       〔2009.12.14〕
 入浴履歴   初訪10.02.11,最終11.09.18(2回目)
 評 価   ★★★★★★
 湯山温泉
奥みょうばん山荘
                     ゆやまおんせん おくみょうばんさんそう

お目当ての露天はその左側。
周りを大小の岩で縁取った奥行き2.5mほどの洋梨形の湯船には、右奥
の竹管の湯口からその下に添えられた竹枝を介して高温泉が注がれ、右
横から内湯の溢れ湯が加わえられています。
一方、再訪時に入浴させていただいたのが、以前は旧浴舎で利用されて
いた露天風呂が付設されているという、新浴舎の一番左手の浴場。

幅の狭い石張りの内湯には、一番奥に底のみコンクリートを張った1.8
×1.4mほどの湯船が配され、入口を入ってすぐ右側の板壁には3段の棚
が設えられています。
上り坂の起点のすぐ脇に見落とし
てしまいそうな小さな案内板が設
置されている以外、途中には一切
案内表示はありませんが、2006年
に明礬地区とともに国の無形民俗
文化財に指定された明礬採取の湯
の花小屋や濛々と白い湯気が立ち
上る噴気の横を通り過ぎて150m
ほど進むと、新旧複数の建物から
なる山荘に到着します。

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大分県の温泉へ



別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
造成泉ということで、温泉に含まれる溶存物質の量は限られ、湯色や湯の香から受ける印象の割には浴感も
あっさりしていますが、浴場に足を踏み入れた瞬間に芳ばしい香りが鼻腔をくすぐり、湯船の中では白い細
粒の湯の華が多量に乱舞し、露天風呂の底にはそれが泥のように沈殿しているなど、人工泉といえども湯の
個性・実力は申し分なく、納得のいく状態で湯を提供したいという館主の心意気ともども、とても気に入り
ました。                                       〔11.10.22〕
各湯船に掛け流しで供さ
れているのは、120~130
℃の噴気に山の湧き水を
当てて造り出した噴気造
成泉。

内湯では青白色、露天で
は透明度30㎝ほどの浅緑
色となった美しい濁り湯
からは、ガスっぽい匂い
を伴った焦げ硫黄臭がし
っかり香り、苦味ととも
にわずかに酸味も感じら
れました。
激しい降雨の中、初訪時に利用させていただいたのは、今では浸かるこ
とができなくなった旧浴舎左側の内湯。
アルミ戸を開けると、手前に6庫の脱衣箱を備えた狭小な簀子敷きの脱
衣所、その奥にタイル張りの浴室が続き、鄙びた雰囲気が漂う浴室には、
左にカラン2対、右奥に御影石で縁取った2.5×1.25mほどのタイル張り
湯船が配されていました。
また、右側の浴場は、右下の写真のように石造りとなっていました。
温泉設備はいずれも1時間の貸切制で、初
めて訪れた時は旧浴舎にあった2つの内湯
も利用可能でしたが、現在は新浴舎の内湯
付き露天風呂と内湯2室の全3か所となって
います。

入浴の際は奥の受付棟で受付を行い、各浴
場へ向かうようになっていますが、すでに
先客がいる場合は、泉源で約15時間蒸した
名物の“長時間蒸し”玉子でも味わいなが
ら、待っていなければなりません。
これまでの2度の訪問時はいずれも生憎の天気で、施設の周りはガスで真っ白。
敷地の奥には再開後に建て直された木造平屋建ての受付棟、右手に現在は納屋
として利用されている旧浴舎、その手前に新浴舎が縦に並び、さらにその前で
は、館主の手によって3か所の露天岩風呂が建設中となっています。
『奥みょうばん山荘』は、明礬温泉から国道500号で安心院方面へ向か
う途中、亀の井バスの湯山停留所で降車し、近藤商店という雑貨店の向
かい側で国道から分かれて斜め左へ入っていく坂道を上ること約600m、
伽藍岳山頂から2㎞ほど東の温熱地帯である湯山地区に所在する、素泊
まりまたは朝食付きで宿泊利用もできる入浴施設です。

かつては「湯山高原荘」という老夫婦が営む温泉民宿でしたが、2006年
10月に廃業。
大阪出身の温泉マニアであった現館主が購入し、翌月に名称も新たに再
開されました。